【カウンセラーコラム】私の経験とカウンセリング

この記事を書いたカウンセラーを予約する

星 美和子(ほし みわこ)

臨床心理士・公認心理師
担当曜日:火(9時から16時)
担当曜日のみご予約可能です。

※プロフィール画像は、本人の特徴を反映しAIで生成したイメージ画像です。

予約する

私が育った家庭は、両親からたくさんの愛情をもらえた一方で、3世代同居の中で揉め事も多い家庭でした。家にいると、幼いながらに悲しくて涙が止まらない時がありましたし、突然ふっと寂しくなってやりきれない時もありました。そんな私にとって癒しとなったのは、読書の時間でした。本を読んでいると、家庭で起きた嫌なことや嫌な感情を忘れ、その世界に没頭することができたからです。中学生になるころには、机に向かって勉強していることが増えました。当時はあまり意識していませんでしたが、今考えるとあれだけ勉強に時間を割こうとしていたのは、勉強をしていれば誰にも責められることなく家族のトラブルに巻き込まれることもなく過ごすことができたからだったと思います。

今でも思い出すのは、小学生のころ、校庭で転んでしまった時のことです。私は転ぶといつも、しばらく動かずに、じっと我慢していました。でも、誰かに「大丈夫?」と優しく声をかけられると、決まって涙があふれてくるのです。我慢しようとしても、堤防が決壊したように涙が止まらない…でも、そこにはいつもホッとした気持ちもあり、しばらく泣くとまた走り出していたように思います。それは、だれかのやさしさが、独りぼっちの孤独やぎりぎりまで耐えていた苦しさを和らげてくれた瞬間だったのだと思います。

自分自身がカウンセリングを学び、カウンセリングを受ける経験もして、あの時の涙の大切さをしみじみと感じます。今の私があの頃の私に出会ったら、涙が止まるまで一緒に居て、必要なら抱きしめて、ハンカチがほしいと言えばハンカチを差し出して、大丈夫と思うまで手当をしてあげたいと思います。カウンセリングは、実際に抱きしめることも、ハンカチのやりとりすることも、絆創膏を貼ってあげることもないですが、まるでそうしてもらったかのようなあたたかい経験をすることがあります。それは、一人では経験できないことだと思います。

人は、一人で耐えていること、がんばっていることが本当に多いと思います。家族にも言えない、友人にもすべてを理解してもらうことはできない、出しすぎてはいけない、全部を言ったら嫌われる、トラブルになるのはわかっているけど言わずにいられない、色々な想いや苦しさを抱えながら生きているのだと思います。それは、子どもも大人も同じです。カウンセリングは、そういう苦しい部分を、秘密を守ってくれる相手に出し、受け止められる、貴重な場だと言えます。お悩みのことがあれば、カウンセリングを利用してみてくださいね。皆様の力になってくれるカウンセラーとの出会いがあることを願っています。

この記事を書いたカウンセラーを予約する

星 美和子(ほし みわこ)

臨床心理士・公認心理師
担当曜日:火(9時から16時)
担当曜日のみご予約可能です。

※プロフィール画像は、本人の特徴を反映しAIで生成したイメージ画像です。

予約する

このカウンセラーのコラム

05/22/2026カウンセラーコラム

【カウンセラーコラム】私の経験とカウンセリングNew!!

04/17/2026カウンセラーコラム

【カウンセラーコラム】気づくこととマインドフルネス

04/09/2026カウンセラーコラム

【カウンセラーコラム】ポジティブな感情体験

03/21/2026カウンセラーコラム

【カウンセラーコラム】様々な感情とその役割

投稿者プロフィール

のえるカウンセリングオフィス
のえるカウンセリングオフィス
神奈川県川崎市麻生区 小田急線 百合ヶ丘駅徒歩3分
臨床心理士・公認心理師によるカウンセリング・心理療法を提供しています。