【カウンセラーコラム】褒めることは難しい?

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芦田 美香(あしだ みか)
臨床心理士・公認心理師
担当曜日:金
担当曜日のみご予約可能です。
対応可能なご相談:発達障害、親子関係、不登校、トラウマケア
※プロフィール画像は、本人の特徴を反映しAIで生成したイメージ画像です。
新緑の美しい時期になりました。昨今は温暖化が進み、日本は四季ではなく、二季になってきているとの情報を耳にするくらい、さわやかな春と秋が短くなっているように感じます。
もうすぐゴールデンウィークですので、過ごしやすい貴重な季節を有意義に過ごしたいものです。
新年度が始まり、お子様がいらっしゃる方の日常は、大変お忙しいことと思います。
朝は園や学校へ送り出し、夜は早く寝かせるため、お子様の健康を気遣いながら、日々奮闘されている方が多いのではないでしょうか。
時間に追われると、つい次の行動を急かしてしまう言葉が出やすくなります。何度言っても聞いてくれない我が子にイライラしてしまい、口調が強くなってしまう、送り出した後に後悔はするけど、やっぱりつい言ってしまう・・・そんな親としての悩みをお伺いすることがよくあります。
育児書を見れば、「子を褒めて伸ばしましょう」など書かれているのを目にするけれど、現実は褒めることができない、注意ばかりしてしまう。褒めたくても、日常の子どもの姿から褒める箇所が見つからない・・・そんな声もよく聞かれます。
褒めようとすると苦しくなる。無理して褒める必要なんてありません。ただ、当たり前にやっている行動を伝えてみることから始めましょう。
「靴が脱げたね」「手が洗えたね」お子様の年齢では、できて当たり前の行動について、フィードバックします。
子どもは、親が自分のことを見てくれていると感じることができ、親子の関係にとってよい効果が期待できます。
思い通りにならないことで起きる癇癪も対応に苦慮しますが、注意し言い聞かせようとするとますます事態が悪化します。
まずは、子の気持ちを受け止めましょう。「○○したかったんだよね」と、親の気持ちと反している内容でも、伝えて構いません。
「(私はそう思っていないとしても、あなたは)○○したかったんだよね」という意味も含み、私もそう思いますという同意の意味ではないからです。
子どもは自分の気持ちを理解してくれたという思いから、癇癪が落ち着く方向へ変化するポイントになると思います。
その後に、「でも、□□しようね」と、その時に取るべき行動を具体的に伝えます。その際、「~しない」と否定形で伝えないこともポイントです。
例えば、「シロクマじゃない熊を思い浮かべてください」と言われると、人間の脳は、最初にシロクマを思い浮かべた後に、それを打ち消す作業をする仕組みになっており、否定形で伝えると、してはいけない行動が頭に思い浮かんでしまうからです。シンプルに「廊下を走らない」ではなく、「廊下は右側を歩きます」のように伝えるとよいです。
子育てをしている中で、どうしても怒りが出てきてしまう、色々やってもうまくいかないと感じられる場合、お子様の特性で子育てが大変になっている場合や、親が自身の育ちの中での課題から苦しさに気が付かれることもあります。精いっぱい頑張っている自分を否定せず、安心できる第三者と模索していけるとよいでしょう。

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